【フランス王室窯であった、セーヴル焼】
セーヴル窯は18世紀前半、ルイ=フランソワ ・ グラヴァン(父)は、軟質磁器の製法を発見、ルイ15世やその公妾ポンパドゥール夫人などの出資を受け、パリとヴェルサイユの中間に位置するセーヴルに窯を構えたのが始まりと言われています。
【マイセンを目指し硬質磁器を開発】
1766年にリモージュ近郊でカオリン鉱床が発見され、試行錯誤のうえ1796年にようやくマイセンのような真の硬質磁器が作られるようになりました。 王窯だったことからフランス革命時にセーヴル窯は破壊されて閉窯するも、ナポレオン1世によって再興、1824年には国立セーヴル陶磁器製作所が作られ、今に至ります。
【セーヴル焼の特徴は、ロココ式絵画装飾】
ロココ様式の絵画装飾が最大の特徴のセーヴル焼は大変高級な磁器です。セーヴル窯で発達したフランス最高峰の技術は、世界的に有名なリモージュ焼を生み出し、量産磁器として普及しました。